ガネーシャ様我らに力を
明日で現在働いている高校での授業も最後になります。今までの約5年間を振り返って、生徒対応も教科指導もなかなか上手くいかないからこそ、教育って答えがなくて深いものだと実感しました。自分の思う通りにいかなくて、落ち込む日もありましたが、教育に対して自分なりのプライドを持っていることにも気づいたのです。「悔しいと思えたら、君はこの職に向いている。」と大学の恩師は私に言ってくれていたことを思い出しました。ああでもないこうでもないともがきながらここまで働いてきましたが、やっぱり教員をやってきて良かったなあとつくづく思います。高校生という難しい時期の彼らと切磋琢磨できた日々は、何物にも変えることができない私の財産です。今回インドで学び直しをしようと決心したのも今いる生徒のおかげなのです。明日は最後の授業なので、時間をかけてハンドアウトを作りました。ハンドアウト冊子の表紙は受験の合格を祈願して、ヒンドゥー教の神様であるガネーシャ様を選びました。ガネーシャは、ヒンドゥー教の最も人気のある神様の1つで、事始めの神様として、また知恵・学問の神様としても有名です。これは言い伝えですが、古代インドの宗教的、哲学的、神話的叙事詩「マハーバーラタ」をその著者から話を聞き、書き留めたのがこのガネーシャなんだそうです。ペンが折れてしまった時には、その代わりに自分の牙を使って書き続け、集中して取り組んでいたようです。ガネーシャを見習って集中力を高めていきたいですね。お願いガネーシャ!どうか受験生に力を与えて!さあ明日も頑張りましょう!!
今回も最後まで読んでくださって本当にありがとうございました。
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