歌舞伎で味わうインドの世界♪

今週は東京での公演に向けて関東に滞在していることもあり、歌舞伎を初めて観に行ってきました♪まさか今回歌舞伎を観ることになるとは予想もしていませんでした(笑)

東京で久々にバラタナティヤムのお友達に会った時に「どうやら歌舞伎でマハーバーラタやっているらしいよ~」と言われ、「へえ!歌舞伎で!そうなんだ~」と返事をした私。

次の日、実家の近所の方で舞踊修行を応援してくださっている方にご挨拶に行くと「しょうこちゃん、この間歌舞伎のマハーバーラタを観てきたよ。衣装もきらびやかでテーマも良かった!」と。その時もまだふむふむぐらいにしか思っていなかった私ですが、また背中を押してくれる方が現われたのです。次の日に森町のインド舞踊の生徒さんから連絡が。「歌舞伎でインド神話が表現されているらしい!」と。ここまで後押しされているなら、もうチケットを予約して観に行くしかない!と思い、行動に出ました。

夜中にwebでチケットを探し始めました。観るのであれば1等席で思っていたので、探してみるとかなり良い席が空いていたので即購入。高い買い物でしたが、これも経験だと思ってもうワクワクでした(*^-^*)

東銀座で下車するとすぐに歌舞伎座があります。さっそくマハーバーラタ戦記の看板を発見!


「顔見世」という言葉を初めて知りました。昔から歌舞伎の1年は11月スタートのようです。顔見世とは言葉通り、今年1年こういった顔ぶれでやっていきますというメンバー発表の場なのです。


イヤホンガイドは入り口前で800円で購入できます。開幕前にも解説してくれて、公演中も場面や言葉の説明をきけてより一層楽しむことができました。おすすめします。


歌舞伎座の前で記念に1枚(笑)建物もかっこいい!!

開場までまだ時間があったので、歌舞伎座横のお店をチェック♪インドフェアやっていましたよ。母にお土産にチャイパウダーをなぜか勢いで買ってしまいました!(^^)!


ストール、結構いい値段しますね(;^ω^)

いざ、場内へ!富士山がお出迎え。その後も何種類か美しい幕を観ることができました。開演前から楽しい演出。

提灯もあり、歌舞伎座の雰囲気が良い♪色んなタイプの座席がありますね。

いざ開幕~!!マハーバーラタのあらすじを知らなくても楽しむことができます。きらびやかな衣装に圧巻の演技。歌舞伎ファンでもありませんでしたが、役者さんのキメ顔に感動!!一人ひとり醸し出す雰囲気が違います。一瞬時が止まったようにぐっと待つ時があり、その後どっと押し寄せるみなぎるパワーと目力!!どうして私は今まで歌舞伎を観てこなかったのかと思ってしまう程でした。


11時から3時過ぎまでの公演で1日がかりなので、休憩時間もあります。30分と20分。お昼は会場内で食べることができます。持ち込みOKです。

開幕前にマハーバーラタ戦記弁当を発見(^^♪気分はディズニーランド、買ってしまいました。タンドリ―チキンとターメリックライスが入っており、インド料理に寄せている所も良いですね。女性でも食べきることができる丁度良いお弁当でした。タンドリ―チキンはちょっと和風な感じで、どのおかずも美味しかったです。

見た目もきれい~!!

歌舞伎役者さんのことを何1つ知りませんでしたが、何人かファンになりました。

一番印象に残ったのは、風韋摩王子(ビーマおうじ)役の中村萬太郎さん、鶴妖朶王女(づるようだおうじょ)役の芝のぶさん。萬太郎さんは個性が輝いていて、キメも力強く見入ってしまいました。芝しのぶさんは歌舞伎の家系ではなく、外から弟子入りした方のようです。力強いセリフ、溢れる感情表現は会場の人々を引きつけていました。

阿龍樹雷王子役の中村隼人さん。とにかく目力がきりっとしていてかっこよかったです。キレのある刀さばきも素晴らしかったです。イケメンです♡

ガネーシャ役の子役の方も力強い台詞で心打たれました。


バックグラウンドも曼荼羅柄のようなものが使われていたり、ガンジス川でのお祈りシーンが出てきたり。インドの要素が取り入れられていて興味深かったです。インドの方が観たらどう思うだろう?


これをきっかけに日印の関係が深まりますように。ぜひ皆さんも足を運んでみてください。

Maya Shoko

南インド古典舞踊 バラタナティヤム Bharatanatyam

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